
カメさんの健康診断・・・タートル健
カメさんは頑丈な甲羅で体を守っています。甲羅により外傷や外部からの病原体を防いでいます。また、手足首しっぽを甲羅の中に引っ込めて外敵から逃れます。
そんな鉄壁の構造を持つカメさんですが、甲羅の内部で病気が起こると、硬い甲羅が災いとなり病気の発現が隠され、手遅れになることになります。また、甲羅の中に隠れてしまうと外からは手の出しようがありません。とても治療に難儀するのです。
では、カメさんの日々の飼育に気を付けることはどんなことがあるのでしょう?飼育方法も含めご指導いたします。
例えばどんな病気がありますか?
- リクガメでは膀胱結石
- ミドリガメでは甲羅の変形
- リクガメでは呼吸器疾患
- メスのカメさんでは卵詰まり
- 全カメさんに便秘
- ビタミンやミネラルの欠乏症
これらのことは飼育環境が正しくない時に多く発生します。
タートル健では、正しい飼育法やエサなどについてのアドバイスも行います。
タートル健の内容
外観の身体検査、身長体重測定、各反射のチェック、検便、甲羅の検査、口腔内検査、レントゲン検査、爪切り
オプションで雌雄遺伝子検査、血液性化学検査があります。
過去に産卵歴のあるメスのカメさんには、8月以降に卵が残留していないかレントゲン検査をお勧めいたします。

レントゲン撮影で骨盤幅よりも大きな卵があります


食欲が停止し排便排尿もなく弱ってきたカメさん。開甲手術により摘出した複数の卵。古い卵は一年以上経過していると思われます。手術の様式は診察時に説明をいたします
オス、メスに限らずレントゲン撮影で診断可能な病気に、
膀胱結石があります。主にリクガメの多くが潜在的に起きている病気です

衰弱していないように見えても体調は悪いはず。大きな膀胱結石により排便と排尿が困難になります

開甲手術により摘出したげんこつよりも大きな膀胱結石。
こんなに大きな石が体内で形成されているとは外見からは想像もできませんね。健診は長生きのためにとても重要なのです。
このような状態になる前に、きちんと排便や尿酸の尿が排泄されているか。しぐさや餌の食べ具合などに注意してください。
もし、過去に産卵した経過があったり、食欲がないときには
検査や治療に様々な治療が可能です。愛情深いカメさんを長生きさせてあげたいと思っています。