今年は冬季オリンピックにサッカーワールドカップと、スポーツの年ですね。
私も今月九日、利尻島一周五十四キロマラソンに、愛犬ノワールと出場しました。
長距離マラソンを犬と一緒に走ってみたいーそんな私の長年の願いを、マラソン大会の 主催者、黒川さんが特例で認めて下さり、出場がかないました。
当日、島は雨と風のあいにくの天候でしたが、スタート後、沿道で応援する地元の人に 優しく声をかけもらいました。
終盤には、ほとんど足が動かない私を愛犬は頑張れと励ましてくれ、一人と一匹は八時間かかってなんとか完走しました。
出場前は犬が完走できるか心配していたのに、私の方が体力負けでした。
ゴールした時には、お利口に伴走してくれたノワールに本当にいとおしさを感じました。
また、自分が 完走できた達成感とともに、島の人の優しさ、すばらしい自然に触れられたことを感謝しました。
マラソン大会の前日、隣島の礼文島では花祭りが行われており、許可を得てノワールと島に渡りました。
礼文島はその昔、エキノコックスという犬やキツネから人に感染する病気が発生し、キツネを駆除した後、島民の飼い犬を強制的に殺処分したことがありました。
しかし、四十年前の悲惨なできごとを乗り越えて、現在、エキノコックスは駆除され、島の人も犬を飼っています。
今も当時のことを忘れられない人もいるでしょう。
犬を飼う幸せと、ペットを連れ歩くことの難しさ、そして自然の美しさと人々の優しさ 一今回、両島を訪れて、そのことが今も心に残っています。
🥰🐶🏃♂️ 🏃♀️
(斉藤聡=札幌・石山通り動物病院院長)
2002/06/19(水) 北海道新聞夕刊掲載
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