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symptomsよく見られる症状

当院で比較的多くみられる症状を、動物の種類別に一部ご紹介しています。

言葉を話せない動物たちの病気は、進んだ状態で見つかることがしばしばあります。
慢性の病気はなかなか気づきにくいものです。
ワンちゃんは飼い主さんに呼ばれるとうれしくて、ちょっと具合が悪くてもしっぽを振ってしまいます。
猫ちゃんは病気でうずくまっていても、いつものように寝ているだけに見えてしまいます。
自然界では弱ると敵に狙われてしまうウサギや小鳥は、ギリギリまで元気なフリをします。
一見元気に見えても、なんとなくいつもと違うとか、表情や行動の変化、
食べてはいるけど痩せてきた気がするとか、うんちが少ない・おしっこが多い…
何かの病気のサインかも知れません。
そんなわずかな変化に気づくことで病気の早期発見につながります。
動物たちに平和に長生きしてほしい、そのために違和感を見逃がさないことはとても重要です。

  • つぶらな瞳に、ふわふわの毛並み、嬉しそうに揺れる小さなしっぽ。まるで家族に微笑みかけてくれるような犬の愛らしさに、心を和ませられる方も多いのではないでしょうか。おだやかでやさしいイメージがありますが、元気いっぱいにはしゃぐ姿や、甘えん坊でわがままな一面も見せてくれるのが、犬ならではの魅力です。

    病気のサインかも

    1. いつもと違う姿勢や行動に、病気のサインが隠れていることがあります。

    2. 震えている

      痛み

    3. 触るとギャンとなく

      心臓発作や低血糖

    4. 口をクチャクチャしている

      吐き気

    5. 床をなめる

      気持ちが悪い/吐き気

    6. 高いところから降りるのを躊躇する

      首の痛み

    7. 高いところに上らなくなった

      腰や股関節の痛み

    8. 立っているときに背中を丸めている

      腰痛・腹痛や前立腺/泌尿器の痛み

    9. 起きがけにびっこをひく

      関節の病気

    10. 水をよく飲む

      糖尿病・腎臓病・内分泌疾患・子宮蓄膿症など

    11. 足先をなめる

      指間の皮膚炎・アレルギー

    12. 頭を振る

      外耳炎

    13. 咳き込む

      気管の病気・心臓病・ケンネルコフ

    14. お尻を床に擦りながら前足だけで歩く

      肛門腺炎

    15. 目が赤い

      結膜炎・緑内障などの目の病気

    16. 後ろ足の甲の毛が擦り切れている

      足を引きずる神経の病気

  • 気まぐれで自由気まま、それでいてふとした瞬間に見せる甘えん坊な表情。しなやかな体とつややかな毛並み、そしてやさしい瞳に、思わず心を奪われてしまう方も多いのではないでしょうか。近年では動画や写真を通じて世界中で愛され、猫を主人公にした人気作品も数多く生まれています。

  • ウサギ

    大きなお耳、つぶらな瞳、ふわふわの毛、小さなお口。まるでぬいぐるみのようなウサギちゃんの可愛らしさに夢中な方も多いのではないでしょうか。物静かでおとなしいイメージですが、実は相当な暴れ者やわがままちゃんも決して少なくないのも魅力の一つです。

    こんな症状にご注意ください

    1. ウンチが少なくなった

      食滞、不正咬合など

    2. 陰部に赤いものがついている

      子宮疾患、血尿

    3. 首が曲がっている

      前庭障害、エンセファリトゾーン

  • チンチラ

    チンチラは南米アンデス山脈原産のげっ歯類で、絹のように柔らかく密度の高い毛並みが特徴です。とても敏捷で好奇心旺盛な一方、暑さや湿気に弱く、環境の変化に敏感な動物でもあります。健康を保つためには、快適な飼育環境と毎日の体調チェックが欠かせません。

    こんな症状にご注意ください

    1. おなかが張って食べない

      毛球症、食滞緊急性あり

    2. 足の裏が腫れている

      ソアフォック

    3. 口の周りが汚れている

      不正咬合

  • フェレット

    フェレットはイタチ科の動物であり、そのバリエーション豊かな外見や愛嬌溢れる仕草が人気の動物です。しかし実は病気がとても多い動物でもあります。飼育をするにあたって、病気を正しく理解し早期発見に繋げることが健康の秘訣です。

    こんな症状にご注意ください

    1. 毛が薄くなってきた

      副腎ホルモンの異常の疑い

    2. ケイレンをする

      心臓発作や低血糖緊急性あり

    3. 呼吸が苦しそう

      心臓疾患、肺炎など緊急性あり

  • モモンガ

    モモンガは活発で好奇心旺盛な性格が魅力の小動物です。手足を器用に使い、飛行膜を広げて滑空する姿は見ているだけでも癒されます。その一方で、食事の栄養バランスや歯の健康、臭腺のケアなど、繊細な管理が必要な面もあります。

    こんな症状にご注意ください

    1. おしりが膨らんでいる

      臭腺が貯まっている

    2. 動きが緩慢

      太りすぎ、カルシウム欠乏

    3. 口が臭い

      口内炎、門歯の歯根膜炎

  • ハリネズミ

    ハリネズミは丸い体と針のような背中が特徴の小動物で、好奇心旺盛で人懐っこい性格が魅力です。夜行性で活動時間が限られるため、生活リズムに合わせた飼育環境の整備が重要です。皮膚や足腰のトラブルが起こりやすいため、日々の観察と清潔な環境づくりを心掛けましょう。

    こんな症状にご注意ください

    1. フケが多い

      皮膚カイセン寄生

    2. 体にしこりがある

      腫瘍疑い

    3. 足に力が入らない

      Wobbler syndrome(ふらつき病)

  • ハムスター

    ハムスターが初めて日本に輸入されたのは昭和14年、ペットとして広く普及したのが昭和40年ごろ。以来、その可愛らしい容姿や仕草から、不動の人気を誇ってきました。小さな体で頬袋いっぱいに食べ物を詰め込む姿は愛さずにはいられません。

    こんな症状にご注意ください

    1. 口から赤い袋が出ている

      ほお袋脱緊急性あり

    2. 体におできがある

      腫瘍など

    3. 下痢をしている

      ウェットテイル(腸炎)

  • モルモット

    モルモットはおだやかで人懐っこい性格から、昔から家庭で親しまれてきました。草食性で繊細な体質をしているため、食生活や飼育環境の影響を受けやすい動物でもあります。健康に長生きしてもらうためには、日頃からの観察と適切なケアが大切です。

    こんな症状にご注意ください

    1. フケが多い

      皮膚寄生虫など

    2. おっぱいにしこりがある

      乳がん

    3. よだれが出る

      不正咬合

  • ブタ

    ブタは高い知能と好奇心旺盛な性格を持ち、人に懐きやすい動物として知られています。実はとても清潔好きで学習能力も高く、群れの中で複雑なコミュニケーションをとることもできます。一方で、体重管理や皮膚の健康維持には注意が必要で、環境や食事の影響を受けやすい繊細な一面もあります。

    こんな症状にご注意ください

    1. 足をかばう仕草をする

      爪の不整、関節炎

    2. 皮膚が赤い

      感染症疑い緊急性あり

    3. 頻尿やしぶり排尿

      膀胱炎

  • ファンシーラット

    ファンシーラットは人懐っこく賢い性格で、近年ペットとして人気が高まっている小動物です。仲間や飼い主とのスキンシップを好み、遊びや学習を楽しむ姿も魅力のひとつです。一方で寿命が比較的短く、腫瘍や呼吸器の病気が多い傾向にあるため、日々の観察と早めの受診が健康を守るポイントとなります。

    こんな症状にご注意ください

    1. 体にしこりがある

      腫瘍疑い

    2. 痒がり毛が薄い

      寄生虫症、真菌感染症

    3. 呼吸が粗い

      心疾患、肺炎

  • ミーアキャット

    ミーアキャットはアフリカ南部の砂漠地帯に生息するマングース科の動物で、仲間と協力して暮らす社会性の高さが特徴です。二本足で立ち上がって辺りを見渡す姿はとても愛らしく、ペットとしても人気がありますが、実はとても繊細でストレスに弱い一面もあります。健康に過ごしてもらうためには、環境づくりや日々の観察が大切です。

    こんな症状にご注意ください

    1. 呼吸が粗い、早い

      心疾患緊急性あり

    2. 異常行動

      ストレス、環境

    3. おしっこの出が悪い

      尿石症など

  • デグー

    デグーは南米原産の小型げっ歯類で、明るく社交的な性格が魅力の小動物です。仲間とのコミュニケーションを好み、遊びや運動が大好きですが、繊細な消化器や歯の健康には注意が必要です。日々の観察と適切な食生活、清潔な飼育環境が、元気に長生きしてもらうためのポイントです。

    こんな症状にご注意ください

    1. よだれが口についている

      口内炎、不正咬合

    2. 多飲多尿で被毛が濡れている

      糖尿病の疑い

    3. 足の毛を嚙みちぎる

      ストレス、真菌症など

  • ヘビ

    ヘビは世界中に広く分布する爬虫類で、種類によって体の大きさや模様、性格もさまざまです。静かで手間のかからない印象を持たれがちですが、温度や湿度、給餌管理などに細心の注意が必要なデリケートな動物でもあります。体調の変化が分かりにくいため、日々の観察と適切な環境管理が健康維持の鍵となります。

    こんな症状にご注意ください

    1. お尻の穴付近から何かが出ている

      クロアカサックの炎症

    2. 皮膚にぽつぽつがある

      皮膚ダニの感染

    3. 口がねばねばする

      マウスロット(口内炎)

  • カメ

    カメは世界中のさまざまな環境に暮らし、長寿で穏やかな性格が魅力の動物です。種類によって食性や暮らし方は異なりますが、繊細な体を守るためには食事や環境への配慮が欠かせません。特に温度や水質の管理は健康に直結する大切な要素です。ゆったりとした姿に癒されながら、日々の小さな変化を大切に見守っていきましょう。

    こんな症状にご注意ください

    1. 鼻水と呼吸が苦しそう

      肺炎緊急性あり

    2. おしっこをしない

      膀胱結石

    3. 甲羅のヒビや変色がある(半水棲カメ)

      水カビ病

    4. 甲羅の変形や小型化(半水棲カメ)

      カルシウムやビタミンDの欠乏

    5. 排便がない(カメ全般)

      卵詰まり、便秘、異物摂取など

  • トカゲ

    トカゲは世界中に広く分布し、種類によって大きさや食性、性格もさまざまです。カラフルで個性的な姿が魅力ですが、体温を外部環境に依存するため、温度や紫外線、湿度の管理がとても重要です。栄養バランスの偏りや環境の不備が病気につながりやすいため、正しい飼育環境と日々の観察が健康維持の鍵となります。

    こんな症状にご注意ください

    1. おなかが膨らんでいる

      卵詰まり、膿瘍など

    2. 便が出ない

      便秘、異物摂取など

    3. 足に力が入っていない

      カルシウム欠乏症

  • カメレオン

    カメレオンはその名の通り、体色を変化させる不思議な能力と、ユニークで愛らしいしぐさが魅力の爬虫類です。くるくる動く独特な瞳や、長い舌で虫をキャッチする姿は、見ているだけで思わず笑顔になってしまうでしょう。繊細な体を守るためには温度や湿度、紫外線の管理が欠かせませんが、環境が整えば日々の観察そのものが大きな楽しみになります。

    こんな症状にご注意ください

    1. 目が開かない

      紫外線やけど、脱皮不全

    2. お腹が膨らんでいる

      抱卵、便秘など

    3. 食欲がない

      マウスロットなど

  • 特殊動物

    • キンカジュー
    • アカハナグマ
    • ビントロング
    • ワラビー
    • カピバラ など

    個性豊かで愛らしい特殊動物たちは、見ているだけで癒され、暮らしにちょっとした驚きと楽しさを添えてくれます。種類によって性格や習性はさまざまですが、温度や湿度、食事や環境の管理が健康維持のポイントです。日々の観察とケアを楽しみながら、日常にはない特別な存在との暮らしを満喫してみてください。

  • トリ

    • インコ
    • フィンチ
    • オウム
    • ニワトリ
    • アヒル
    • 猛禽類 など

    鳥類はスズメからダチョウまで非常に多種多様です。それぞれの種により食性や飼育環境、生じやすい病気なども変わってきます。鳥種に合わせた検診や治療相談をさせていただきますので、まずは一度ご相談いただけますと幸いです。

    こんな症状にご注意ください

    1. くちばしが変形してきた

      鱗状カイセンの疑い

    2. おなかが膨らんでいる

      卵詰まり、腹部脂肪など

    3. 便が出ない、食欲がない

      卵詰まり緊急性あり

  • 両生類

    • カエル
    • イモリ
    • ウーパールーパー など

    カラフルで個性的な姿が魅力のカエルは、両生類ならではの不思議な生態を持っています。種類によって性格や活発さはさまざまですが、水や湿度、温度の管理が健康維持の鍵です。日々の観察やちょっとした世話を通して、驚きと癒しを届けてくれる特別な存在です。

    こんな症状にご注意ください

    1. 皮膚が赤い

      各種の感染症

    2. お腹が膨らんでいる

      腹水、異物など

    3. 手足の動きが悪い

      カルシウム欠乏、神経障害