2026年8月、札幌市内で保護されたハイタカの若鳥です。 ハイタカは日本全国の里山や街の公園に生息する小型の猛禽類です。大きさはハト程度ですが、体重はオカメインコほどと非常に軽量です。
雌雄の外見上の区別は難しく、ともに虹彩と脚は黄色をしています。一般にメスの方が大きくなり、成鳥のメスは150g以上になります。本個体は保護時110gだったため、恐らくオスではないかと推測しています。小さくても猛禽類としての気高さがあり、人に決して屈しないプライドを感じさせました。
動画は保護翌日の強制給餌の様子です。最初は戸惑って暴れ、鋭い爪で抵抗するため、小さく切った生レバーを鉗子で与え、シリンジで点滴液を飲ませました。幸いすぐに慣れてくれ、今ではスムーズに給餌できています。
室内にはボウパーチなどを設置して飛翔訓練中です。大きなケガもなく飛翔も良好なため、体重が回復次第、自然へと帰す予定です。

皮手袋をはかないと猛禽は危険です。保定した後で片手だけ検査のために脱いでいますが、しっかりと脚は保持しています。
強制給餌は保護鳥には必須な手段です。エサの選択や準備はなかなか大変です。今回はブタの生レバー、冷凍鶉、生きたトンボを与えました。初めは慣れていないので抵抗をされますが、だんだんと慣れてきて食べてくれます。

猛禽類の多くは困ったとき?に、このように死んだふりをよくします。油断するとこの後に痛い目にあわされます。
