
飼育されているペットたちは、犬や猫は日常的に、他には鳥もカメもモモンガもウサギもモルも定期的に爪切りをします。 時々私はライオンやトラの爪も切ります。でもちょっと怖いので麻酔は必要です。笑)
爪を切る目的は伸びすぎて肉球に刺さったり、物に引っかかって爪が折れたり、様々なけがの原因になるからです。
ミニブタさんの爪切りは、そのような目的と異なり、自分の体重を支えるために関節に過度に負荷がかかるのを、防止するために爪切りをするのです。関節に負荷がかかると関節炎の原因や、爪が曲がって体重をかけられなくなり立てなくなったり、トイレに行けなくなるなど困ったことになるからです。
ミニブタさんの爪切りには正しい切り方があり、短く切ればいいわけではありません。診察時に不適切に切られている爪を見ますがこれはよくありません。正しい切り方とは爪にかかる体重の負荷を、上手に分散できるように整形することです。
また、爪切りに慣れていないブタさんでは嫌がって大暴れすることでしょう。なだめながら根気よく少しづつ爪切りに慣れさせます。このことは長いブタさんライフでとても重要な事なのです。
爪の正しい切り方は診察時にてご説明いたします。
ブタさんとても臆病で怖がりな生き物です。すこしづつ慣れさせながら、定期的に爪を切る習慣を忘れないでください。
怖い牙
ブタさんには歯が44本あります。その中で犬歯である上下にあるキバはとても怖い凶器です。ミニブタさんの歯は1歳過ぎると永久歯に次々生え変わります。特にオスのキバはメスよりも長く鋭くなり、一生伸び続けます。ブタさんの先祖はイノシシですから顎の力は強く、キバは道具であり戦う武器なのです。
ある飼い主さんのことですが、キバで咬まれて大量出血し救急車で運ばれ、数十針縫う大けがをした方がいました。
くれぐれも皆様はキバには気を付けてください。
危険なキバの状態を放置せず、場合により麻酔下で研磨をしたりカットを行います。