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お腹が張った、膨らんだ・・・ヘビの腹部の異常

爬虫類の中でも給餌回数の少ないヘビでは、食欲がないのかただ食べたくないのかの区別がつきにくいです。一見して元気のままで一年間何も食べないこともあります。タマゴヘビのように全く食べない期間が数カ月続くのが普通である種もいます。自然ではない環境の狭いケース内で一年中季節感がなく、解凍されて動かないマウスなどを与えられていると、本来の野生的な活性あるヘビの生態はどんどん薄れていきます。

そのような状態で、ヘビはペットとして生きていきます。

飼育下では環境的に砂漠やサバンナ、樹上生活を作り出すのは困難ですし、生息地の気候を再現することは日本では不可能です。

CBでは順化している個体もあるますが、Wild個体の多くは病気になりやすいでしょう。また、血統の近いモルフを体色のために作成していると、予期せぬ病気に突然なることもあります。

飼育状況の中でヘビ飼いの方は、ご自分では対処ができないことがあることと思います。爬虫類は代謝が遅いため発病しても経過が過ぎて、そのため重篤になり治療開始してからはかなりの時間がかかります。

代表的な病気にはマウスロット、脱皮不全、肺炎、カルシム欠乏症関連があります。まれにお腹が張っているということで来院されることがありますので説明をいたします。

ヘビのおなかの臓器は哺乳類と異なり位置関係が違ってきます。

心臓の位置、腎臓、肝臓、肺と細い体に合わせた進化の形態を持っています。お腹が張っている場合には、その位置で病気が推測されます。

どんなことが考えられるかというと、メスでは卵停滞です。原因は環境の不具合など様々です。総排泄腔に近い下部の腫れであれば便秘も考えられます。そのほかに腫瘍も散見されます。内臓の腫瘍では治療が困難な場合も多いですが、当院で外科手術にレーザー装置を併用して完治に至った症例もあります。

ヘビの病気は手遅れになりがちです。異常がある時には症状を画像で記録して、飼育環境がわかるように撮影してご来院ください。

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